music-it-onsenの日記

音楽、IT、温泉でいきていく

ドラマ 空飛ぶタイヤを見て

<概要>(Amazon抜粋)
・原作:池井戸潤
・主演:中村トオル田辺誠一
・原作は、数々の話題作で知られる池井戸潤。本作「空飛ぶタイヤ」は、テーマや構成、リーダビリティの巧みさなどが評価され、第136回直木賞の候補にもなった話題作である。主人公の運送会社社長・赤松には、ドラマ「チーム・バチスタの栄光」、映画「K20」と目覚しい活躍を続ける仲村トオル。赤松と対峙する自動車会社の課長・沢田に、大ヒット映画「ハッピー・フライト」での主演も記憶に新しい田辺誠一。その他にも豪華なメンバーが集結。また、監督は、WOWOWでの放送後に映画公開もされたドラマW長い長い殺人」の麻生学が、満を持して連続ドラマWの初メガホンを取る。真相は隠され、大企業の圧力に屈しそうになりながらも自分の信念に基づいて闘うことを選択する主人公と登場人物、それぞれの立場における責任と正義。オールスターキャストでおくる社会派ヒューマンサスペンスドラマ。

<ポイント>
・正義を象徴する主人公赤松、悪を象徴する大企業とその常務である狩野
そして、その中間で正義と自分の益で葛藤する沢田。
三菱自動車のリコール問題が元となったドラマであり、日本の大企業病をよく表している
 -実際には、こんなにきれいに終わらなかったみたいだが。。
・倒産の危機や家族崩壊の危機に遭遇しながらも信念を貫き通して最終的には大企業にリコール隠しを明るみに出させて勝利する
 -打ち勝つ過程で、赤松運送や家族が一体となり、より団結するようになる

<感想>
・真実を追い求めて必死に戦う赤松の姿に心打たれた。また中村トオルの演技に迫力があり、見ごたえがあった
・大企業の常務として数多くの従業員やその家族を守るという大義名分のもと、狩野常務はリコール隠しを正当化していたが、結論としては「何も守れなかった」と口にしていたのが印象的。どれだけ組織が大きくなり、複雑になったとしても、原則はシンプルで顧客第一で、本当の意味でのコンプライアンスを守る企業が長く存続する(存続させられる)と感じた